7月6日(月)、新型コロナウイルス禍を通じ非正規労働者の権利保障を考える、オンライン集会を開催しました。|非正規労働者の権利実現全国会議

7月6日(月)、新型コロナウイルス禍を通じ非正規労働者の権利保障を考える、オンライン集会を開催しました

2020.8.6

非正規労働者の権利実現全国会議

7月6日午後6時から午後7時30分まで、オンライン集会「コロナ問題を経て非正規労働者の権利を見つめ直し立ち上がろう」を開催しました。当日は全国各地から60名近くの方にオンラインでご参加いただきました。

集会では、まず、脇田滋龍谷大学名誉教授から「新型コロナ事態 非正規雇用労働者の状況と権利実現課題」と題し、コロナ禍で改めて可視化された日本における非正規雇用の実情・問題点、コロナ禍における雇用の状況、ドイツ、韓国、イタリアなどの各国の労働者保護政策、そして日本の労働者保護政策の問題点・課題などについて、ご講演いただきました。

その後、以下の3つの報告がなされました。

古住公義京都放送労働組合副委員長からは、「労働組合が勝ちとる緊急事態下の要求闘争」として、正社員との格差是正・均等均衡処遇実現のための闘いや新型コロナウイルス感染拡大及び緊急事態宣言が出される中での休業補償などを勝ち取った労働組合の取組みについてご報告いただきました。

清水亮宏弁護士(ヤマハ英語講師ユニオン特別組合員)からは、「フリーランスでも闘った労働組合の成果」として、業務委託形式で働いていたヤマハ英語講師の方々がユニオンを結成するに至った経緯や、ユニオン結成後の組織拡大や団体交渉などを通じた雇用契約を勝ち取るための闘いについてご報告いただきました。

冨田真平弁護士(非正規会議事務局)からは、この間実施してきた、非正規雇用労働者およびフリーランスを対象とするコロナによる仕事・雇用への影響についての緊急アンケートの結果及びこの結果を通じて見えてきたものについてご報告いただきました。

最後に、中村和雄弁護士(非正規会議共同代表)から、今こそ非正規労働者を含むすべての労働者が安心して働き続けることができる国に変えていくこと、そのために、私たちの運動を大きく拡げていくことなどを宣言する集会宣言についての提案がなされ、満場一致で採択されました。

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